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2021年3月10日 (水)

古武術をヒントにダンス(舞踊)を――”浮き“の原理――速い動きができるようになる

自分の体重を使う。

立っている状態だと、自分の体重は全部床にかかってしまっている(普通、立つという状態)。

浮きをかけるとは、動くときに、重心を宙に浮かせる(体の中で重心を移動させる)

浮きをかけるコツは、足の裏を踵から上げずに、水平に浮かせて推進する。

自分の重みを凝縮させる。そのためには、体を多く割って一つ一つの役割を全体で一斉に行う。パッと一瞬に行うことが出来れば、速く動けるし、威力も強い。

大事なことは

①足裏を水平に浮かせる。

②体を細かく割って、一斉に動く。

これは、原理としてある程度わかるが、実際に体で行うことは、なかなか難しい。

しかしこのようにできると、ダンスにおいては、すばやい動きが可能になってくるだろう。

2021年3月 2日 (火)

 古武術をヒントにダンス(舞踊)を――ゆっくり動く――正確に動くために

普段、動いている、ある一定の動作をゆっくり動く練習をしている。

ゆっくり動くことにより、身体のどこが使われているか感知することが出来る。

ゆっくり動くことが出来ない動作は、正確に速く動くことが出来ない。パッと動いてしまうと、その動作の始まりと終わりしか意識できない。だからその動作過程で無駄なことをたくさんしていても自覚できないでいる。

ゆっくり動いて、動きの過程を丁寧に意識することは、無駄な動きをなくしていく訓練にもなる。

速く動くと、習慣的な動きの神経回路に入ってしまう。

ゆっくり動くと――あらかじめ引いておいた動きの過程をきれいになぞる――速い動きも正確に動けるようになる。

2021年2月19日 (金)

古武術をヒントにダンス(舞踊)を――からだを安定させるには重心を丹田に置く

人間の姿勢を安定させるには重心をどこに置くかが重要です。

まず、からだの中心軸に重心をもって行く、では、中心軸のどこにするのかというと、「丹田」というポイントにする。

東洋医学で言う「臍下丹田」です。ヘソから指4本ぐらい下で、そこから背骨側に5センチぐらい奥のところ。

丹田は臓器のように実在する器官でなく、あくまでも感覚するものです。

たとえば、丹田に意識を集中して、パートナーに横から押してもらうとビクとも動きません。からだが安定しているのを感じられます。

その前に、肩のあたりに意識を集中して、パートナーに横から手で押してもらうと、グラット横に倒れてしまいます。

「丹田」に力を入れるのではなく、そこに意識を集中することが大事です。

 

※丹田を感覚した呼吸を続けると、体の余計な強張りがほぐれて、人体の適切なバランスが自然と生まれてくると言われている。

 

 

 

 

2021年2月11日 (木)

古武術をヒントにダンス(舞踊)を――体に優しい身体技法(2)――楽な立ち方、楽な座り方

「立つ」「座る」という動作は日常生活で最も多い行為である。

いまや、日本は、「畳式文化」から「椅子文化」へと大きく移行をしてきている。

トイレも「和式」から便器に腰かける「洋式」へと変わり、勉強や仕事でも椅子になってきている。

椅子から立ち上がる時、どんな体の使い方しているのだろうか。

多くの場合は、両手を両股に添えながら、「ヨイショ」と両足を踏ん張るように立ち上がっている。

しかし、それでは体がきつい、特に腰に。

体に負担をかけない立ち方とは、重力を利用して、体が自然と動く身体の運用をしてみよう。

まず、椅子に座り、そこから足元30㎝ほど先の床に何かが落ちていると仮想する。その床に落ちているものを拾うつもりで、腕を伸ばしながら、上体を前方に倒す。重力の法則に従って、倒れると同時に腰が自然に浮き上がる、そうなると、足や股を踏ん張る必要性を生じない。自然と腰が浮き上がっていくような感覚ですんなりと立ち上がることが出来るのだろう。

座る時は、重力を利用するのは禁物だ。臀部からドスンと腰を落とすと、体は衝撃を受け、背骨、腰、首などの故障に繋がることが多い。

楽に「座る」場合は、逆に重力の自然エネルギーを相殺させるような身体操作が必要になってくる。つまり、下に働く重力に対して、上に働くエネルギーによって、沈みつつある体の重力の加速を抑える。この方法のタイミングとして、体が沈むより早く腕を引き上げ、上向きのエネルギーをうみ出し、重力の加速を抑える。これにより重力に従って腰がドスンと落ちることをやわらげられる。

2021年2月 8日 (月)

古武術をヒントにダンス(舞踊)を――体に優しい身体技法――楽に立つ姿勢

多くの方に「正しい姿勢で立ってください」と問うと。

昔の軍隊式の直立形態として立つことが多い。

・肩を張り ・上体をややのけ反らせて ・両足をピタリと閉じている。

この姿勢は体全体が緊張して、胸の張りと両肩が後ろで固まっている、体勢が反り返り、踵に体重を乗せた格好になる。

このような姿勢は体に過剰な負荷をかけているので、長い時間、直立しているのは難しい。

楽に立つ姿勢とは

・両足を少しだけ開いて ・両肩の力が抜けている ・体重は爪先の方へ少しだけかかる(骨盤が少しだけ前傾し、上半身を楽に維持することが出来る) ・首は、頭髪を真上に引っ張られる感覚。

これが動きの基本となる「楽な姿勢」になるのだろう。

「民俗舞踊の身体」でもこの姿勢でずっと踊ることが大事になる。

この「楽な姿勢」は日常生活の基本となる。また、他のスポーツや楽器を演奏にも必要になる。

 

 

2021年2月 5日 (金)

古武術をヒントにダンス(舞踊)を――膝を抜く(2)――ターン:空中で方向転換をする

「シャトルラン」と呼ばれるトレーニングがある。

従来のやり方は、一方の足で急激にブレーキをかけ、逆方向に転換をする。しかしこの方法は足腰に過度な負荷を与える。それだけでなく「踏ん張る」ことで体の「ため」が生まれる。それで、次の動作を大幅に遅らせてしまう。

つまり、前進エネルギーをいかに逆方向に転化するということだ。

一つの方法として、宙で体を入れ替えること、すなわち、走ってきたエネルギーを空中でいったん集約し、次に床を反射板代わりにすることで、逆走エネルギーへと変換してしまう。

空中で体の入れ替えをする、「膝抜き」による体の差し替えする動作である。

いわゆる「スポーツテスト」の「反復横跳び」を「膝抜き」の技で行うと、すごい速さでできるようになる。

ナンバの身体動作を身に付ければ、この「膝抜き」の動作ができるようになり、ダンスの動きにも応用できる。

2021年1月31日 (日)

古武術をヒントにダンス(舞踊)を――予備動作をつくらない動き――次の動きが読み取れない

武術では“速さ”という要素は何よりも増して優先されなければならない。

動きの過程でダメージ(強さ)を優先させると、どうしても「踏ん張る(ためる)」「うねる」「捻じる」という要素が生じやすくなる。そうすると、次の動きの気配が相手に伝わり、それに対処して相手の反撃を受ける危険性が高まる。

相手に予備動作を察知されずに攻撃の動作ができることが必要である。

甲野氏は、たとえとして「小魚の群れの泳ぎ」を用いて説明している。

クジラやイルカのように大きい生き物が海の中で方向転換するには、どうしても体がうねるから遅くなる。しかし、群れで泳ぐ小魚が方向を転換するときは、さっと一瞬にして行ってしまう。

このように、体を細かく割って、その部分を意識する(これは難しいことだが)。無数に割れた部分を一斉にある方向に向ける。(瞬間的に自分の体の中に急激なブレーキをかけることになる)。

つまり、「うねり」や「ため」(“遊び”のない)動きを瞬時に行うと、スピードのある強い動きが生じる。

ダンスでこのような動作が出来れば、(見ている人に)次の動きが読み取れないほどの動き、スピードのある力強い動きが生み出されることもある。

2021年1月30日 (土)

古武術をヒントにダンス(舞踊)を―― 一瞬にして体を入れ替える「膝抜き」――「宙に浮く」

軸や支点による対面の入れ替え(方向転換)には「踏ん張り」や「捻じり」が生じやすい。

一瞬にして対面を替える身体技法として、「膝を抜く」という動作がある。

漠然と立っているとき、背後から不意に膝を押されると、膝がカクンと抜け、尻もちをつくような格好になる。「膝を抜く」とはそんな感覚だ。

膝を抜いた途端に宙に浮く瞬間、態勢を入れ替えるようにして動く。

これは、踏み込んで(地面を蹴って)ジャンプして、態勢を替えるのとは全く違う。

支点を消すことで体を宙に浮かせて、予備動作をなくし、細かく割った身体の各部分を一斉に動かす。

身体を細かく割って、一斉に動かすことが出来れば、この「膝を抜く」技はスピードのある、目を見張るような動きをうみ出してくれる。

2021年1月29日 (金)

古武術をヒントにダンス(舞踊)を――卍の動き――すばやい方向転換、多様な動きに発展

卍の動きの効用

身体を捻じるのではなく、肋骨(上体のブロック)を平行四辺形にとしてつぶす。その時、膝の向き(下腿)も同方向に折る。(下体をつぶす)

これを一瞬のうちに右、左と行う

全身の大きな関節を一瞬のうちに動かす。身体の各部分に仕事を分担させ、一斉に動かす。

少ないエネルギーで身体全体が一斉に動くことが出来る卍の動きを身に付けると、より速く方向転換ができ。また、足先、手の先の方向を変えると多様な動きが次々とできる。スピードのあるダンスの動きを生み出すことが出来る技である。

と多様な動きが次々とできる。スピードのあるダンスの動きを生み出すことが出来る技である。

 

「井桁崩しの原理」

平行四辺形がつぶされて行くのをモデルにして、向かい合った辺が互い違いに、向きを変えて様々に変形することが出来ることを技の動きにした原理。

これにより捻じることなく、上体、下体・・・としてのボックスをつぶす身体操作ができる。

2021年1月25日 (月)

古武術をヒントにダンス(舞踊)を――ナンバ的動き――すばやい方向転換ができる

“歩き”は人間の最も基本的な動作です。

現代の日本人と昔の日本人の歩き方は全く違っていると言われています。

かつて、日本人は歩行時に、手を振りません。(何かを持っているか、労働をしているか)

もし、手を振るとしたら、「ナンバ」と呼ばれる歩き方でした。

右足を出す時は右手が出るような歩き方なので、身体を捻じらないで、疲労が少なくてすむ。

道などで速やかに曲がる時、身体を捻じらないですむ。捻じると、いったん足を踏ん張って方向転換をする。

歩きながら突然足を払われたように、自分の側面に倒れこむような感じで向きを変えれば、止まっている瞬間がないので、より速やかに方向転換ができる。

ダンスの動きは方向転換の連続なので、非常に速く、次々と動きの連続が必要です。

それで、普段から「ナンバ」的な身体の操作を身に付けておく練習が必要だろう。

 

 

 

 

 

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