« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »

2012年5月

2012年5月26日 (土)

飯田蛇笏・龍太邸《山廬(さんろ)》を訪問する

「花曇ふるさと俳句会」の保坂敏子さんたちの案内で、飯田蛇笏・龍太邸を訪問することができた。

大正、昭和の俳壇を牽引した蛇笏とその四男の龍太、そして、またその息子である飯田秀実さんが住んでいる住宅。今ここに住んでいらっしゃる秀実さんの案内でお部屋の中はもちろん、お庭や裏山まで、丁寧に説明してくださった。

S20120118pict0012 説明してくださる飯田秀実さん

裏山に上ると、ほうのきの花のかおりが一面に漂っていた。

途中のヘビイチゴの赤い実を見て、秀実さんは「これを摘み取り、焼酎に漬けておくと、火傷や切り傷、虫さされによく効きます」と言っていた。

S20120118pict0013 お座敷にあった観音さま

ここで、一句ずつ

蛇笏  春めきてものの果てなる空の色

龍太  凧のぼるひかりの網の目の中を

案内してくれた保坂敏子さん 虚空より山河親しき立夏かな

案内してくれた加藤勝さん  すかんぽや肩すぼませて山廬みち

2012年5月25日 (金)

金環蝕を見に、南アルプスへ~俳句の会の方との交流も~

S20120118pict0003 「天空舎」から見た甲府盆地の夜景

「月の会」の催しで、「金環蝕」観望のツアーに参加することができた。

5月20日、新宿集合で25人乗りのマイクロバスに乗り込み一路南アルプス市に向かった。

昼には、白根桃源文化会館での「ふるさと俳句大会」の昼食会に合流。

そこで、月の会の代表である、志賀勝さんの講演が予定されていた。

『月の暦と月の文化―俳句の生まれる背景―』

私のとっては、初めて聞く志賀さんのお話だった。

21日の「金環日食」の日は月暦でいうと、朔日(月の初め、1日にあたる)。

月暦はこれまでに日本人の習慣、行事などに深い関係があることが分かった。

夜はいやしの里「天空舎」=さかき=で、南アルプスいやしの里、俳句の会の方との交流会になった。

「天空舎」は南アルプスが眼下に広がり、名だたる山々が眺望できる。夜になると甲府盆地が宝石箱のように輝く・・・・。俳句の会の方たちにより、山菜のてんぷら、つきたてのおもち、お味噌汁などのおもてなしがあった。てんぷらを揚げてくださったのは、南アルプス市の市長さんでした。篠笛などの演奏もあった。

そして、翌朝の金環蝕!

朝6時にホテルを出発、日食の「入り」から観望し、7時28分の「金環蝕」になるまで、ずっと見入っていました。

あたりはうす暗くなり、急に、鳥があっちこっちで鳴きはじめた。

東京は曇り、町田は雨、などと連絡を取りあっていた。

この南アルプス市の小高い丘の上空は雲ひとつない快晴だった。

本当に嬉しいことだ。私たちはついている!!

3台の天体望遠鏡からもしっかり、くっきり見ることができた。

S20120118pict0009 日食が進み、うす暗くなってきたあたり

2012年5月16日 (水)

映画「究竟(くっきょう)の地―岩崎鬼剣舞の一年」(2)

S20120118pict0003 岩崎鬼剣舞より「一人加護」の踊り

この映画は「岩崎鬼剣舞の一年」というサブタイトルがついている。

監督の三宅流氏は当初は「東北学と身体」というテーマで企画したそうだが、岩崎の人々と地域、子どもたちの鬼剣舞への熱心な取り組み、農作業など日常の労働の身体を撮影していくうちに初めの構想が変ってしまった。

北上市の彼らの地域に住みこみ、一年間、彼らの生活と密着しながら撮影を行い、「鬼剣舞を軸とした共同体としての地域」に焦点が当たっていったようだ。(ゲストトークでもこのようことを語っていた)

この作品は2008年に完成し、山形国際ドキュメンタリー映画祭などで好評を博した。

2011年3月11日、東日本大震災。その状況の中で、東北の各コミュニティーがもっている絆の強さを、この映画には潜在的に持っているので、東北地方の方々にまず見てほしいと、花巻市、宮古市、仙台市、田沢湖町などに巡回上映をしてきた。

今年になって、東京で上映されている。(今後、西日本でも上映予定らしい)

私はこの映画を民俗芸能のファンだけでなく、たくさんの方々に見てほしいと思う。地域社会が芸能を通じて絆を深めている姿、世代を超えたコミュニケーションのあり方など、私たちが見失ってきたものをこの映画から発見できるからだ。

2012年5月15日 (火)

映画「究竟(くっきょう)の地―岩崎鬼剣舞の一年」(1)

S20120118pict0001_2  岩崎鬼剣舞の「一人加護」の踊り

511日「オーディトリウム渋谷」の限定モーニングショーでこの映画を見た。

この日は最終日だったから?終了後に監督の三宅流さんのゲストトークもあった。

私は日本にある多くの民俗芸能の中でも、「鬼剣舞」が一番すきな踊りだ。

身体全身の軸から動く振りは腰や脚、腕、首に流れ込む型がなんとも素晴らしい。

私は、もう十数年前になるが、この鬼剣舞と宮沢賢治の詩「原体剣舞連」に心を動かされて舞踊作品を創った。

【 dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah  こよい異装のげん月のした 

  鶏の黒尾を頭巾にかざり 片刃の太刀をひらめかす 原体村の舞手たちよ

  ・・・・・

最後に

打つも果てるもひとつのいのち  dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah 】

「岩崎鬼剣舞」映画の中の稽古では「デンツク デンツク・・・・・」という口唱歌だが、実演している時には太鼓と笛とチャッパのお囃子だけで踊っている。

げん月の光の中に見る「鬼剣舞」は、宮沢賢治にとって「dah-dah-・・・・・・」と聞えたのだろう。

なにかとてもわかる気がする。

S20120118_040 私の「原体剣舞連」の踊り

« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »

2015年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31